※当局よ、緊張感を！

　仕事を完璧にこなす、そうありたいのですが現実には難しいものです。ポカも時には起こりますし、その時は最善の対処をすれば、そうそう問題とはなりません。

　ところが、たてつづけに３件もの当局のポカには、ただただ驚きです。ひとつは、予算の計上漏れ。９月議会には、市営住宅等の集約に向けて土地の取得契約をする予定だったのですが、予算の計上漏れで仮契約が結べず、１２月議会に先送りになりました。

　ふたつ目は、朝日ヶ丘公園の駐車場を突然廃止にする議案を出してきたこと。安全対策を含め、いつでも協議ができるように議会として対応していたのですが、事前の打診もなく廃止議案を出してきました。

　三つ目は、これも市営住宅等の集約に関連するものですが、ＰＦＩ事業者選定委員会が正式に発足していないにもかかわらず、事前に準備会と称して開催し、ＰＦＩ事業の方針
等を内定者で確認している、ことです。

　それぞれ、議会に対し責任ある立場の人の謝罪等がありました。ですが、起こり すぎです。議会としては、事業や行政に配慮した対応をとっていますが、中にはかなり不満を持っている議員がいるのも事実です。一昔前でしたら、審議そのも のがストップしかねない状況ともいえます。円滑な運営のためにも、当局は緊張感をもって事に当たって欲しいところです。

※秋まつり協議会
　協議会が開かれ、会長である商工会の会長から問題提起がありました。それは、準備(設営)に関して費用がかかりすぎではないかというものです。
　いつものところは見積もり約１５０万、他企業では約１１０万、４０万もの差があり、この差は大きいというものです。確かに費用を抑えれば、出店に伴う経 費も安くすることも可能になります。聞けば、長い期間に渡り同じ業者が設営しているとのこと。市の関わるイベントであることから、市に登録している業者に お願いしているとの事ですが、経費削減をするための努力が必要なのは当然です。登録業者が少なければ、それ自体増やさなければならないでしょうし、何より も競争原理が働いていないかにみてとれるのは、やはり問題あり、です。
　改善に向けて努力をするとのことですが、他のイベントについても同じ状況が。この件は、決算特別委員会でも改めて取り上げ、改善を求めていきたいと思います。

※開空２０周年の式典
　関西国際空港２０周年・大阪国際空港７５周年の記念式典があり出席してきました。

　会場は立錐(りっすい)の余地が無いほど。式典では国土交通省の大臣が「積極的に支援していきたい」と述べるなど、地元も国も今後の発展を期待する、そんな式典でした。

　会場で見知った顔を多く見つけることはできませんでしたが、地元の国会議員や伊丹市議会の議長などともお会いし、情報交換をしたところです。また、台湾の駐大阪弁事処長(総領事)とも、改めて友好を深める機会にもなりました。

　この式典の後、芦屋に戻り病院主催のがんフォーラムに出る予定でしたが、間に 合わないことから残念ながら見送って、関空で食事を済ませようとしたのですが…。いやいや、土曜日という日のせいか、どの店も行列ができるほど盛況。関空 が地元経済に果たしている一面を見せられた、そんな思いになりました。

（市会議員・中島健一）