[バックナンバーINDEX] [HOME]

2014年(平26) 7月24日 議会レポのロゴ No.615

※組織が動く時

 人の人生もそうですが、組織においても何かが契機となり良くも悪くもなるものです。

 現在、私は県下の市議会議長会監事市としてその任を担っており、先日理事会に 出席してきました。監事をはじめ会長も他の役職も輪番制で、会議などは事務局が下準備をし、事前の調整も済んでいることから、問題が大きくなることは滅多 にありません。しかし、時には揉める事があります。

 揉めるといっても表に出ない水面下での話です。今回の原因はある市の議長のこ だわりが招きました。理事会に事前の打ち合わせになかった事項を持ち出し、方向性は確認したものの、詳細は確認できないままに会議を終えました。その後、 各市の事務局間や議長間で意見の交換もなされたのですが、このまま決裂か、と言う間際まで行きかけました、が、なんとか納まったところです。

 今回の騒動を通じて、どんな大きな組織でもきっかけ、契機はあるものだし、それがどう転ぶかもその時の対応次第、どんな時にも一番良い道を選択できるよう感覚を研ぎ澄ましておくのが大切だ、という事を身をもって体感したところです。

 今回、自分の中でも少々反省すべき点があり、改めて気を引き締めなおしています。
 それにしても相手のある話で、かつ表にも出ていないことですから、ぼかして書くと何の事やらさっぱりわからないですね。

※う〜ん、それは・・・

 先日、環境審議会に出席し気になったことが何点かあったので、担当課に確認しました。

 その中で意外だったのがコンサルタントの会議への参加。いや、正確には参加というより、立場が明確でないままそこにいるという状況が、現在各種会議で広がっているようだということです。

 環境審議会でも受付をコンサルタント業者が行い、そのまま会議になってもその場にいる、という状況で、傍聴でもなく事務局でもなく立場が明確ではないのです。

 市が業務を遂行する上でコンサルタント業者の存在は、必要不可欠のものになってきています。そこは認めつつも、それは市と業者との関係であって、立場が不明確なまま審議会等に参加させるのはいかがなものか、と私は思います。

 市は、コンサルが審議会等にいることによって生の声を聞けるなどのメリットからこの方向に進んでいるようですが、なし崩し的に進めるのはやはりどうかと考えますので、市に善処を求めたいと思います。

※住宅集約の特別委員会

 市営住宅等大規模集約事業調査特別委員会が開かれました。
 現在、芦屋浜にある芦屋大学グランドを購入し、350戸の市営住宅を建設、あわせて消防の高浜分署を移転し、社会福祉施設用地としても活用していくものです。9月議会には土地取得などの議案が提出される予定ですが、以前にも書きましたがすんなりいくのかどうか…。

 議会に土地取得の議案が出るとはいえ、その時点では業者も決まっておらず具体 的な中身を知ることができるのは来年の3月末、契約の議案は統一地方選後の6月議会です。余剰地活用もうたわれていますが、事業者からの提案があればの話 で、現状では皆目分からないまま、土地取得や債務負担行為についての判断を下さなければなりません。もちろん、市は業者に対して要求水準書を提示はしてい るところなのですが。

(市会議員・中島健一)


バックナンバーINDEXへ
HOME