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2000年(平12)9月28日 議会レポのロゴ No.60

条例見直しを

 9月定例議会の一般質問で、私は情報公開について再度取り上げました。内容は、現在ある公文書公開条例を、国の法律の趣旨に合うようにそして先進例を積極的に取り入れるよう全面的な見直しを求めるものです。

改正案提出?

 実は今議会で、公文書公開条例の対象範囲を市の外郭団体(例えば土地開発公社など)まで入れようと、改正案提出の準備をしていました。

 今の条例は、10年も前のものですから不備な点がいろいろ出てきています。外郭団体を公開対象にしていないこともその一つです。その他の点も改正していかなければなりませんが、とりあえず外郭団体からと始めたのですが…

 

そんなのあり?

 いざ、取り組みを始めると、市は条例の全面改正に向けて諮問をするなど準備をすすめていることが明らかに。

 「来年の3月には無理だが、遅くない時期にあたらしい条例を提案します」「今改正しても、すぐ改正することになります」と担当次長が言うので、「それだったら質問に変えますから、外郭団体を公開対象にすることをはっきり答弁してください」と、改正案を出すのでなく質問に変えることにしました。

 条例改正案提出を取り止めて質問に変えたのですから、当然「外郭団体を対象にしていきます」の答弁があるもののと思っていたら…もうがっくり。再質問をする気にもなりませんでした。

 おまけに、「条例改正案提出は再来年の3月に…」の答弁をするに至っては、怒りを通り越してあきれてしまい、これが市のやり方かと思い知らされました。議会は議会ですから、何も行政側に配慮する必要はありませんでした。いい勉強をさせてもらったと思う反面、「なめとんな〜」の感も。

 事前に質問原稿等を渡す配慮は、当局との緊張感を保つためにも、もう止めます。

(市会議員・中島健一)


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