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2013年(平25) 5月16日 議会レポのロゴ No.581

※駐輪場の確保求めて

 JR芦屋駅南側にある民営駐輪場(芦屋モータープール駐輪駐車場)が、今年の8月末で閉鎖、利用できなくなります。

 駅前にある他の駐輪場等もすでに飽和状態で、閉鎖されるとその民営駐輪場を利用していた自転車が、駐輪する事ができない状態になり、その数はなんと約1300台。このままでは行き場を失った自転車が駅前にあふれる事態が懸念され、大きな問題となっています。

 この問題を早期に解決させるため次の2項目、@新たな駐輪場の早期確保を行うことAJR駅前の駐輪対策は、芦屋市とJRが共同して行うこと、について署名を集め4月末に市長とJRに届けたところです。

 市長との懇談では、問題点は認識している、JRとの共同対応は相手のある話で難しい、具体的な対応策については現時点で確定したことはない、ただ近隣の市所有地を暫定的に使えるよう近隣及び内部調整を進めている、との話がありました。

 対応策が確定するまで引き続き、駐輪場の確保を求めて働きかけていきます。

 ただ残念なのはJRの対応です。駐輪場利用者のほとんどがJRの利用客であるにもかかわらず、他人事のようです。駐輪対策では会社の利益のために市民の税金を利用している、とも言えます。市の働きかけに、誠実な対応を求めたいと思います。

 JRに署名を届けた際には、駅長にも会えずカウンター越しで渡すのみでした。事前に何度もアポイントを取ったのですが…。

※日台友好議連
 芦屋市議会唯一の議連が、日台友好議員連盟です。ゴールデンウィーク明けから、台湾の市議会との交流と八田興一(※)の墓前祭(記念追悼式)に参加するため、議連として訪台をしていました。

 到着した日は、日台漁業協定の運用を協議する日台漁業委員会が開かれる日でも ありました。たまたま外交部亜東関係協会との懇談会が、その委員会が開かれている場所の、通路を挟んでの真向かい。そうとは知らず、マスコミの多さに「芸 能人でもいるのか?」等と思っていたのですが、 事情を教えてもらい納得。

 マスコミと言っても、地元台湾メディアは来ておらず、ほとんどが日本のマスコミ。NHKをはじめとしたテレビ、そして全ての全国紙が来ていたようです。

 そんな状況でしたので、表にできない裏話などもいろいろ聞くことができ、外交の見方を考える上でも、大変有意義な時間となりました。

※日本の水利技術者。日本統治時代の台湾で、農業水利事業に大きな貢献を した人物。作業着姿の銅像とともに今も農民たちの手で守られて、今でも毎年5月8日、神様のごとく幕っていた八田輿一のために、現地の人々によって追悼式 が行われています。2001年現地の人々によって、放水口のすぐ近くにすばらしい「八田與一紀念室」が完成し、2011年5月8日には住居が復元され、記 念公園(月曜休園)がオープン、烏山頭水庫入り口から公園に続く道路は「八田路」と改名されています。昨年の70周年には大統領が、今年の式典にも副大統 領が出席をし、台湾の中学生向け教科書にも八田氏の業績は詳しく紹介されています。


(市会議員・中島健一)


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