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2003年(平15)11月20日 議会レポのロゴ No.197

まもなく12月議会

まもなく定例議会が始まります。予定は次の通りです。

11月25日 議案説明会・告示日
12月1日 議会運営委員会
2日 本会議・開会、決算採決
3日 建設常任委員会
4日 民生文教常任委員会
5日 総務常任委員会
8日 議会運営委員会
9〜11日 本会議・一般質問
18日 議会運営委員会
19日 本会議・採決

席数に限りはありますが、委員会も本会議も自由に傍聴する事ができます。

行政改革

 全体協議会が持たれ、行政改革の実績報告、今後十年間の実施計画について市より報告がありました。行政改革実施計画について、その概要を紹介します。

○基本方針
 市税収支見込は、市税収入の減少や多額の公債費の償還等から、300億円を超える財源不足が見込まれ、基金を補填しても平成19年度以降は大幅な歳出超過の状況に。危機的な財政状況から脱却するため、この実施計画を策定した。

1、 徹底した内部努力を行う
・職員数や給与水準の適正化を図り、人件費の抑制を行う
・事務事業の評価点検

2、 施策・行政水準の見なしを行う
・国県の施策を基準に
・有識者による外部評価

3、 民間活力の導入
・民間にできる事は民間に
・NPO、ボランティア等の活用
・民間の経営的観点の導入

4、 財源確保を積極的に行う
・市有財産の積極的運用及び売却
・適正な受益と負担による使用料及び手数料等の見直し
・国県の補助金及び交付金の積極的活用

○説明責任等
・実施計画の具体的な実施に当たっては、市民、議会、職員等に十分説明し、理解と協力を求めながら進める。また、必要に応じて進捗状況を報告し、その結果を公表する。

○見直しの主な項目
・幼稚園保育料等の見直し
・留守家庭児童会有料化
・市の刊行物に広告を掲載
・補助金をゼロベースで見直し
・地区集会所運営を地域の自主運営に
・国際交流協会への補助金廃止
・市主催のイベントは当分原則廃止
・市福祉金の廃止
・和風園の民間委託
・霊園管理業務を民間委託
・資源ごみ集団回収報奨金減額
・可燃ごみ収集を週2回に
・幼稚園を一園廃園、民間保育園を誘致
・保育所の一部を廃所
・海浜公園プールを民間委託
・図書館分室をボランティア運営に
・美術博物館は民営化か休館
・市民病院の不採算部門廃止
・市立芦屋高校の廃校
・職員定数の見直し・10年間で200人削減する
・給与水準の抑制等

 実施計画、見直し事項については、12月議会から議論が始まります。

火葬場整備事業について

 この間の経緯について市より議会へ報告がありました。
 今年4月から着工する予定だったのが、三条町住民36人(三条町有志の会)と神戸市東灘区住民81人(東山会)から建築工事禁止仮処分命令申立書が提出されていました。この間協議が続けられていましたが、東山会については合意に達し、10月29日に申し立ての取り下げに。

 工事については、今月中に説明会を開き来月から既存建物の解体撤去工事が始まります。

阪神水道企業団は議員削減へ

 阪神間4市で構成する企業団議会の議員数が削減される事になりました。現在芦屋市からは、市長と議会から一人ずつの計二人を議員として出していますが、これが一人になってしまうようです。

 削減された場合、市長が出るのか議会側から出すのかが問題となってきます。この間の企業団議会には市長はほとんど欠席していた実態から見て、議会側から議員を出すべきと考えます。

(市会議員・中島健一)

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